久保家 > PC日記 > 鶴亀メール転送マクロ
作成の動機
当社のインターネット環境では会社のメールアドレスに来たメールを転送することはできなため、MicrosoftのOutlookExpressの転送機能を利用してメールを転送していたが、OutlookExpressで転送したメールは、
- 送信者名はOutlookExpressに設定した送信者名になってしまう
- 転送されたメールに対して返信する場合、会社の自分宛の返信メールになってしまう
以上の不満があり、秀丸メールのマクロで転送機能を実現した。
機能
- 秀丸メールの指定したフォルダに到着したメールを指定したアドレスに転送する
- From, To, Cc, Reply-Toは転送元に到着したメールと同じものが表示される
※転送側、受信側とも本マクロを利用しないと、2の機能は利用できない。
経過(fm.mac)
- 2002/04/21 Ver1.00
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- From, Reply-Toを書き換えるため、転送メール送信の都度、標準のメールアカウントの設定を書き換える。
- 2002/04/26 Ver1.01
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- 新着メールが2通あっても1通しか転送しないバグ修正、転送メール作成直後に送信していたため、2通目の新着メールが見つからなくなってしまった。
- 2002/04/27 Ver1.02
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- Ver1.01の対策後、転送メールが無くても送信処理していたので、転送メールがある時だけ送信処理するように変更した。
- 2002/04/28 Ver1.03
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- 転送メールを標準のアカウントから送信していたものをtmpアカウントを作成し、転送メールはそのアドレスから送信するように変更した。
- 2002/04/29 Ver1.04(r1.1)
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- 転送メールの送信については、標準のアカウントから送信し、From, Return-Path,
Reply-Toのヘッダーは一切書き換えない。その代わり到着メールのFrom, Return-Path,
Reply-ToはX-FM-From, X-FM-Return-Path, X-FM-Reply-Toヘッダー情報に入れて転送し、転送先でヘッダー情報を再編集して元メールを再現する。
- 2002/04/29 r1.3
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- 受信時ヘッダー再編集で複数メールがあり、Reply-Toのあるメール、HTMLメールの場合、違うメールのヘッダーを修正してしまうことがあるバグ修正
- 2002/04/30 r1.4
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- To, CcをX-FM-To, X-FM-Ccヘッダーで送信
- X-HtmlはX-Attachで添付ファイルとして送信
- 2002/05/02 r1.5
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- 2002/05/02 r1.6
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- X-AttachがHTMLメールの添付ファイルの場合の処理追加
- 2002/05/02 r1.7
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- 転送先等の指定をfm.infから読み込むように変更
- 2002/05/03 r1.8
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- 環境設定ファイルをfm.infからfm.cfgに名称変更
- 2002/05/05 r1.9
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- 受信ファイルの復元で新着メール数だけループしていたが、1通でもあればすべてのヘッダを書き換えているので、無駄な処理だった
- 2002/05/12 r1.10
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- メール一覧がスレッド表示だと正常処理できないので、マクロ内で一覧表示にする
- 2002/05/15 r1.11
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- HTMLメールで添付ファイルがある場合に1つ目の添付ファイルが添付されないバグ修正
- 2002/5/18 r1.12
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- ヘッダー再編集時、ヘッダー情報位置の不自然さをなくす
- fm.macバージョン情報を付加
- ヘッダー再編集時、不要なX-FM-ヘッダーを削除
- Date、Message-Id、In-Reply-To、Referencesヘッダー情報を付加
- SubjectにFrom:等のヘッダーと同じ文字が含まれていると、ヘッダーではなくSubjectを置換してしまうバグ修正
- メール本文中にX-FMやX-Atatachがあるとヘッダーの編集対象としてしまうバグ修正
- 2002/5/19 r1.13
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- X-Mailer情報を付加
- ヘッダーが書き換わらないバグ修正
- 2002/5/22 r1.14
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- 秀丸で実施していた受信メール検索処理を鶴亀メール内で実施するように変更
- 2002/5/29 r1.15
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- メール本文中にヘッダーと同じ構文があると書き換えてしまうバグ修正
- 2002/6/2 r1.16
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- 2002/6/15 r1.17
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- X-FM-To等のヘッダー情報が長いと鶴亀メール側で勝手に分割するようなので対応
- 2002/6/22 r1.18
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- X-FM-To,X-FM-Ccに前メールの情報が付加されることがあるバグ修正
- 2002/6/23 r1.19
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- 転送するメールがあると転送されたメールのヘッダー編集が実行されないバグ修正
- 2002/12/30 r1.20
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経過(fmconfig.mac)
- 2002/05/03 r1.1
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- fm.macで使用する環境設定fm.cfgを編集するマクロ作成開始
- 2002/12/30 r1.2
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動作環境
使用方法
ダウンロードしたfm.mac、fmconfig.macを秀丸のマクロフォルダに移動する。
秀丸メール[マクロ][マクロ実行][ファイル名]fmconfig.macを実行する。
- 転送メールアドレス
- ここに記入されたメールアドレスに転送する。
- このメールアドレスからのメールは転送しない
- ここに記入されたメールアドレスからのメールは転送しない。
- 転送するフォルダ
- ここで選択されたフォルダに到着したメールを転送する。
- 転送メール受信フォルダ
- ここで選択されたフォルダに到着したメールのヘッダを書き換える。
秀丸メールで[マクロ][マクロ登録][自動起動][受信が一段落した時]にfm.macを登録する。
ダウンロード
FM.ZIP 6,606byte
fm.mac r1.20
fmconfig.mac r1.2